企業活動は経営、営業、製造、管理など、大きな分類はできますが、その具体的な内容は各企業によって異なりますし、それぞれが有機的につながっているものです。
この有機的なつながりを深く考えないで、目の前にある個々の課題に飛びついてしまうと、柔軟性や拡張性のないシステムが乱立することになり、せっかくのシステム、そこに蓄積されているデータの有効活用ができなくなってしまいます。
「ITを導入したのに業務の効率化が図れていない気がする」
「人件費の削減など、コストが下がると期待したが、それほどではなかった」
「ITは金喰い虫。開発だけではなく、メンテナンスにも相当なお金がかかり、コストの回収ができるとは思えない」
これらの残念な結果は、IT企業の技術力だけでなく、その導入過程を正しく行ったかどうかにも大きく起因します。
そこでITCは、「CRM」「SFA」「在庫管理」といった個々の最終目的に取り組む前に、そもそもそれぞれの企業に特有の、目的、現状、戦略、課題、それらの優先順位等について、お客様と確認をしていくことからプロジェクトを始めます。
そこで整理された事項を、関連する業務プロセスが現在どのようにつながっているのか、将来つながっていく可能性があるのかについて十分検討したうえで、「CRM」、「SFA」もしくは「在庫管理」といった個々のゴールを実現するためのテクノロジーの選択を行っていきます。その結果として、まったく新しいシステムの導入ということになることもありますし、お客様の既存のシステム(=資産)を最大限に活用しながら、それらを有効につなぐという形でシステムを構築する場合もあります。
ITCのゴールは、お客様のプロセスを既存のソリューションに当てはめることでも、特定のテクノロジーを導入することでもありません。お客様に最適なソリューションを、お客様の資産を最大限に活かしながら、実現するということです。